近藤智洋＠タワーレコード横浜モアーズ店

ようやくというか、遂にというか、初近藤ソロ。奇しくも１年前のこの日は、PEALOUT最後のワンマンライブが行われた日。あれから１年かあ。

開始15分前はステージ前にお客さんが3,4人しか居ないような状態でどうなることかと思ったけど、直前にはそれなりに人が集まっていた。アコギで立って歌うようだ。見慣れない姿だなあ。

歌い出した瞬間に「あ、ピールアウトだ」と思った。でもそれは声が同じだったというだけであって、曲が進んでいくに連れて「これはピールアウトじゃないなあ」と思い直した。まあ、当たり前なんだけど。ピールアウトじゃないのは。

その後思ったのは…凄く「濃い」な、と。メロディーの端から端まで、言葉の一言一言、近藤くんが練りに練って生まれたものなんだろう。少し無骨ともいえるアコギの音も含めて、これが「近藤智洋」なんだ！という意気を感じたし、近藤くん自身には全く迷いが無いように見えた。そりゃね、あれだけカッコいい解散劇を演じたバンドですから。迷いも未練も無いでしょう。もう完全に「近藤智洋」なんだなあ、この人は…

最初は店内の明るい雰囲気と、売り場の騒がしい雰囲気が気になって「もっと暗いところで見たいなー」なんて思ったけど、後半は周りの音が全然気にならないくらいに近藤くんの世界が出来上がっていた気がする。

あ、途中１曲やったカバー曲が英語詞で、その時はさすがにピールアウトを思い出した。Bメロが「UNIVERSAL HEART BEAT」のサビに似てなかった？(笑)

で、最終的にこれが今の自分の好みかというと…ちょっと違うかなあ。落ち着いてアルバムを聞けばまた違ってくるのかもしれないけど。とりあえず購入は保留。バンドライブも気になるけど、その日は違うライブに行くのでした。何はともあれ、今度はライブハウスで見よう。

【セットリスト】

見知らぬ魂

荒野を抜け、そして戻る。

走る風のように、落ちる雨のように。

One of Us（Joan Osborne）

静かな世界へ