ROCK OF AGES 2006@LOFT(マキタスポーツ、浅草キッド、サンボマスター、他)

まあぶっちゃけシークレットのサンボマスター目当てだった訳ですが、開演の20時前に新宿に着いていたにも関わらず色々あって遅刻して、まんまとサンボを1曲しか見れなくてかなり参った。まあでも、4曲しかやらなかったようだからいいっちゃーいいんですけど。

1曲だけ聞けたのが「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」。サビのメロが変に低いところを漂っていて、かなり微妙だった。4曲のライブでそれかよーと思ったり。

そんな訳でサンボ終わったあとはかなりガックリきたけど、その後「清水ミチコvsマキタスポーツ 顔マネ対決」で十分笑わせてもらってご機嫌回復。早い。清水ミチコは初めて生で見た。やっぱり芸能人オーラがあるよね。そこはかとなく。

マキタスポーツの「●●風」歌。前にも本ネタとして見たことあるけど、そんなに笑えないんだよな。特に民生の解釈は何か間違ってる気がする。コードも絶対おかしい。民生はあんなメロディー歌わない。と、怒るのは野暮なんだろうか。いやー、でもパロディーってさ、その対象をきちんとわかってないでやるのはやっぱり危険だと思った。ビーズと岡村と元春は秀逸だったけど。「ニューエイジ」→「入浴」(ニューヨークの意味も含む)には笑った。

そしてサンボマスター山口隆浅草キッド水道橋博士の2人による漫才。いやー、いいもの見た。山さんってホントに日本の演芸が好きなんだねえ、と思った。愛がある。明らかに「地に足がついてない」妙なハイテンションだったけど、そりゃ博士と漫才できたらそうなるよなあ。とにかく久々にしょうもない山さんを見たような気がして嬉しかったなあ。コンビ名は「浅草サンボカーニバル」で、M-1のチャンスはあと10回あるそうですよ(笑)。あとは水道橋博士の免許証写真ネタ。話は知ってたけど、実際に写真を見たのは初めてかも。笑った笑った。ダンカンのマウスピース写真も面白かったなあ。

その後はポカスカジャン玉袋筋太郎のラジオ体操、猫ひろしと来てトリでマキタ学級。ネタではなく普通に歌モノ。普通にいい曲でやや驚く。でも、たまに80年代テイストのシンセが入ってくるのはわざとなんだろうか。微妙にハズしてると思う。つーか、なんでGet Wildのフレーズを引用?(笑)あと、ビジュアル系のパロディー曲があったんだけど、それはネタの方でやればいいんじゃねーの?と思った。

最後の「金もうけ」という曲で、呼び込まれたサンボ山口が軽くセッション。といってもギターは弾かず、シャウトのみで。でもこれが物凄く良かった。ここ最近のライブで聞いた中では一番いいシャウトだったんじゃないだろうか。いい意味で肩の力が抜けていたと思う。やっぱり今のサンボって色々背負い込みすぎだよなあ、と実感。(こんなところで実感しなくても…)

いや、もちろん背負わざるをえないっつーか、それはそれで正しいってのも、もうわかったつもりではいるんです。某さんのブログで「1stの時代はもう、戻ってこない」「それはちょっと寂しいことだけど、嘆き悲しむことじゃない」という文章を読んで「ああ、そうなんだよなあ」って思った自分がいて。自分と同じように1stアルバムの頃に衝撃を受けて、その頃のライブを体験していて、その後のサンボに違和感を感じていた人が、今年のツアーを沢山見て、その結果「1stの時代はもう、戻ってこない」と書いた。ある意味ショックではあったけど、でもたぶんこれは本当のことなんだろうなあと。ある意味納得したっつーかね。

だからまあ、今後はそういうのをわかった上で、見る機会があればライブを見て。楽しめればいいなと。思ってたんだけど、今日は遅刻してしまったので、微妙なテンションで臨んでしまったよ。うーむ。ま、今日は漫才がメインということで(笑)。あれを見れたのはホントに良かった。(でも本音を言うと、浅草キッドだけの漫才が見たかった、っつーか今日はそれが一番見たかった)