THE MARS VOLTA＠Zepp Tokyo
圧倒的カオス。といってもただ混沌としている訳じゃなくて、寸分の狂いも無いキメも見せる。当たり前ですが。こちらとしては、すげーなすげーなと口を開けまくるしか無い。フジロックで見た時は静と動のバランスが9:1くらいだった気がするんだけど、今回はもうちょっと動の割合が多かったか。休む暇も殆ど無く、ノンストップの90分間。音が悪かったのが残念だなあ。それぞれの音がもうちょっとハッキリ聞き取れたら良かった。単純に音がデカすぎた？
ライブを見ながら「ジミヘンとかスライ＆ザ・ファミリーストーンとかって、こんな感じだったのかなあ」と思った。やってる音楽は違うと思うけど、興奮度合いというかね。
あー、フロアの後ろ半分が立ち入り禁止という、まったくもってZeppでやる必要無かったんじゃねーの？と言いたくなる客入りも残念。名古屋が残ってますけど、一体名古屋でどれだけの人が見に行くのか…でも8人のメンバーがずらーっと並ぶのは壮観だったし、Zeppで良かったのかなあ。まあ、AXでも十分並べますけど。左の2人はキーボード、パーカッション、サックス、フルートと入れ替わり立ち代りで楽器を持ち替えていて、見ていて飽きなかった。
フジロックで見たときに「おいおい、なんだこのドラム！一体何食ったらこんなドラム叩けるんだよ」と思ったドラマーが脱退して、どうなることかと一抹の不安を抱いていたのだけど、新しく入ったドラマーも物凄いドラマーだった。*1「ちょ、一体何食ったらこんな…」と、また同じことを思う。
結論：マーズヴォルタのドラムを務めるには、何を食ってるかわかるようではいけない。
