スパルタローカルズ@渋谷公会堂

素晴らしかった。誰だ、スパルタにホールは似合わないとか言ったやつは。俺か。まあ、普通はそう思うよな。

通常のステージの上に更に足場を組んで、一段高いところから見せる。僕は二階で見ていたから余り関係無かったけど、一階の人からはメンバーの姿がよく見えて良かったんじゃないかな。冒頭、薄いスクリーンの向こうでの演奏。「ロックとハニー」のイントロでかかった虹、そのまま「ジャーニー&ジャーニー」へ繋がる流れ。「THE CLUB」のライティング。嫌味にならないレベルの演出も凄く良かった。

演奏も、曲も、コウセイのボーカルも、とにかく全てにおいて確実に一回り大きくなっているなと思った。これだけいいライブをやるなら、そりゃ渋公あたりでドカーンとやらせたくなるよなあ。「FLy」は特にホールの広い空間で聞けて良かったと思った。そして「ばかやろう」に至っては渋公ですら狭いんじゃないか?と思わせる迫力があった。そうやって考えると「背伸びして渋公」なんかじゃなく、むしろ「間(あいだ)を取って渋公」だったんじゃないか、なんてことまで考えてしまう。

アンコールで披露した新曲は、ここ最近のどストレートにポップな作風。これも凄く好きだ。その一方で、最後は「グランジシスター」というバランス取れてる感じもまた憎い。

惜しむらくは客の入りが悪かったことだけで、それはもう「スパルタにホールは似合わなくね?」と思って行かなかったロックファンが悪い。そう言い切りたいくらいの堂々たるライブ。

フランツが武道館でできるんなら、スパルタだってそれくらいイケると思うんだよな。とりあえず来年は野音だ。

過去ログ:2006/4/9@リキッド id:nmnl_nmnl:20060409:sparta
過去ログ:2006/7/8@AX id:nmnl_nmnl:20060708:mushaburui