MUSIC ON!TV Make On The Holiday presents ウルフルズ 15th Anniversary@日比谷野外音楽堂
ウルフルズ(デビュー)15周年を祝うイベント、太っ腹の1500組無料招待。FC枠で当選しましたよ。二部構成で一部はM-ONの番組「Make On The Holiday」の収録、二部はライブ。M-ONでの放送があるのと、ライブはアラバキと選曲が被りそうな(というか殆ど同じな)気がするので畳んでおく。
あ、でもちょっとだけ。ライブは良かった。夜の野外が意外にハマっていた。ここ(野音)でウルフルズのワンマンを見たことは勿論あるけど、何となくウルフルズの野外というと昼間なイメージがある。だからアラバキでトリを務めると聞いたときには、ちょっと意外だなあなんて思って。でも、今日のライブを見てアラバキが凄く楽しみになった。アラバキ行く人は期待しててください。
紋付き袴を着たメンバー(ジョンB除く)が金太郎あめを投げながら客席を練り歩くという衝撃のオープニング(笑)。金太郎飴を取ろうとして座席で転倒する人が続出。野音は地面も椅子も硬いから危ないですよー。
一部はステージ上にソファが並べられて、パックンマックン司会でトーク。野音であんなにまったりトークしてるの初めて見たよ。THE イナズマ戦隊・斉藤和義・スガシカオがゲストで出演。「ウルフルズのメンバーを車に例えると?」「数字に例えると?」「根菜に例えると?」という、半ば無茶振り気味の質問に答えさせられた皆さん、御苦労さまです。
「Make On The Holiday」では“ウルフルズ ROAD TO 15th Anniversary”というコーナーをずっとやっているそうで。M-ON見られないんで知らなかったけど、モニターで流れてたのを見る限り結構面白そうだったなあ。その企画でジョンBが作った巨大ケーキも登場。あれどうするんだろうなー。全部食べきれるとは思えない。金太郎飴と同じく投げてくれりゃ良かったのに。
二部は普通にバンド形式でライブ。FCライブと同じく、ミッキー抜きの4人編成。
トータスの喉の調子がちょっと悪かったのか、いつもと少し違う歌い方で切り抜ける場面があった。でも「借金大王」のラフな乗りは新鮮で良かったかな。あと「サムライソウル」は、正に魂で歌いきった。いつもと比べると凄く不安定なんだけど、そんなこと全く関係なくこちらの心を揺さぶりまくる。途中、ちょっとトータス泣いてた?遠目からじゃよくわからなかったけど。終わって「舌噛んだ…」とポツリとこぼすトータス。や、ホントに舌を噛みちぎらんばかりの勢いだったよ。
「情熱 A GO-GO」は今までのウルフルズにありそうで無かった新機軸(というのをFCライブの感想に書こうと思っていたんだけど、結局書いてないのでここで)。ウルフルズのシングル曲って、どこか哀愁や切なさが漂ってるんだけどこの曲は凄くカラっとしてる。ここまで明るくストレートに、でもおバカじゃない(笑)曲は珍しいんじゃないかな。強いていえば「がむしゃら」に近いけど、もっとポップだよね。
本編ラストの「ええねん」も、これまた素晴らしい出来。この曲でバンドの演奏がガチっとハマったときの破壊力は凄いものがある。ケーヤンのギターソロも熱かった。今まで見た中で一番良かったなあ。「ええねん」のギターっつうと武道館での惨劇をどうしても思い出すんだけど、今回でようやく払拭された。この「ええねん」と「サムライソウル」がこの日のベストナンバー。
【セットリスト】
- AAPのテーマ
- 愛がなくちゃ
- 借金大王
- バンザイ
- サムライソウル
- それが答えだ!
- ガッツだぜ!
- 情熱 A GO-GO
- ええねん
〜Encore- いい女
定番中の定番という感じのメニューだけど、FCライブよりも良かったような。一曲ごとにダラバナしてたFCライブとは真逆で、MCが殆ど無かったのも一因か。
昔は「それが答えだ!」が涙腺直撃曲の筆頭だったんだけど、今は「ええねん」と「サムライソウル」だなあ。「トータスが今歌いたいもの」というのが、歌に凄く出ている。今日だって決して喉の調子は良くなかったはずなのに、この2曲はきっちり魅せてくれた。ウルフルズが年をとったからなのか、自分が年をとったからなのか、たぶん両方なんだろうなあ。グッとくる。これからもウルフルズと共に年を重ねていきたいなあ、なんて素直に思えた夜。