怪しい隣人@CLUB Que(青山陽一、カーネーション)

まず青山さんが一人で出てきて、弾き語りで一曲。そしてカーネーションを呼び込む。

青山さんはカーネーションの後にやるのは初めてらしく、「盛り上げるのもほどほどに…」と言っていた(笑)。いや、確かに今のカーネーションの後にライブやるのって、ホントきついと思う。対バン殺しだもの。それに対して直枝さんは 「もうテンション高くないと出来ないんだよね(カーネーションのライブ)」 はははは。でもそれ、すっごいよくわかる。毎回120%出し切っちゃってるもんなー。

今日もカーネーションは良かったです。ここのところカーネーションのライブは月イチくらいで見てるんですけど、全然レポとか書いてないのね。なんか言いたいことが多すぎて書けない感じ。とにかく一曲一曲がカッコ良くて、誉め言葉ばっかりが延々と続きそうで(笑)。でもまあ、ちょっと書きます。

この間のツアーからやっている「コロムビア時代のシングル3曲メドレー」っていうのがあるんですけど(注、別にそういうタイトルでやっている訳ではない)、これがすっごいカッコいい。普通、ロックバンドでメドレーってやらない気がするし、実際最初に聴いた時は「ちょっと強引だなあ」なんて思ったんだが、今日はめちゃくちゃ良かった。強引だなんて全然思わず、むしろ「これってこういう組曲だったんじゃないか」と錯覚するくらいにハマってた。どんどん進化し続けるカーネーション

3月のPHASEでやっていた「LAST EXIT」という新曲を、久々に披露。タイトルが「エース・オブ・スペード」に変わって、8月にシングルで出るそうだ。おお、急展開だなあ。その曲よりも頻繁にやっていた「ROSE GARDEN」や「十字路の孤独な黒い鳥」を抜き去って、一気にシングルか(笑)。ちなみに「エース・オブ・スペード」はカタカナだそうだ。英語だと「カッコつけすぎ」らしい(笑)。曲自体は「ハイウェイバス」にちょっと似てる。言ってみれば3人カーネーションのスタンダード的な曲。「Angel」よりも、いい意味で軽い。

途中、青山さんを呼んでセッション。セロニアス・モンクの「LET'S COOL ONE」、ジョージ・ハリスンの「Beware of Darkness」というカバーを2曲。(ジョージ・ハリスンは青山さんのリクエストらしい)

そしてカーネーションの「レオナルド」(←泣きの名曲)を。2番を青山さんが歌うはずだったのに、普通に直枝さんが歌いだしてしまい青山さんが「えぇっ?」って顔してたのがウケた(笑)。直枝さんも途中で気づいて「ごめん!」って顔してたけど。でもあれだね、直枝さんと青山さんてボーカルの相性は良くないかも、と思った。声質が違いすぎるのかなあ。青山さんのギターは凄く良かったんだが。

セッションを終えて「Angel」「ぼうふら漂流族」で終了。「Angel」は直枝さんのギターから始まるアレンジ。何でいきなりアレンジ変えてるんだろう?CD出たばっかりなのに(笑)。「Angel」のボーカルが凄かったなあ。「直枝さん、明日死んじゃうんじゃないか」ってくらいの迫力。何であそこまで、って言うのも変な話だが。とにかく圧倒された。

ぼうふらは今日も相変わらずのディープなセッションぶり。後半の盛り上がりはクアトロワンマンの方が上だったけど、中盤のハワイアン調のところからアップテンポなパートに戻るところ、直枝さんのギターが謎のインド音階みたいな音を出してて、すげぇ面白かった。直枝さんのギターは先が読めなくて面白い。

最近の「ぼうふら」はミッシェルのサンダーバードヒルズみたいだなー。今日、突然そんなことを思った。ワクワク感と恐怖感が混じったような不思議な感じ。思い出す。

【セットリスト】

  1. ハイウェイバス
  2. 学校で何教わってんの?
  3. It's Beautiful Day〜Edo River〜Garden City Life
  4. エース・オブ・スペード
  5. LET'S COOL ONE(セロニアス・モンク
  6. Beware of Darkness(ジョージ・ハリスン
  7. レオナルド
  8. Angel
  9. ぼうふら漂流族

(投稿日: 5月26日(水)02時15分1秒)

# その後、青山陽一のライブレポは書いてない。ライブは良かった。