スピッツ@Zepp Tokyo
何がビックリしたって駅を間違えたことにビックリした。何回Zeppに行ってるんだ俺は。しかも国際展示場で降りて、ホームから地上に上がるまで気づかなくて。上がって外を見て「うわ、パナソニックセンター*1だし!」って言った自分は、何かもうどっぷり浸かってると思った。何の話だよ。前置き終了。
1曲目、県民ホールで聞けなかった「テイタム・オニール」!AGEAGE(アゲアゲ)ですね。しかしマサムネのボーカルがありえないくらいにヘロヘロ。参った。ライブ1本終わったのかと思った。つーか「今日はもう終わった」とすら思った。でもエンディングのベース(CDではフェードアウトしてるんだよね)とマサムネのギターソロは良かったなあ。早弾きか!
結局その後ボーカルはそれなりに持ち直し、疲れているんだろうなあとは思いつつも最後まできっちりと歌い上げる。…って県民ホールと全く同じ感想じゃないか。1曲目に関しては諦めればいいんでしょうか?(笑)
本日も「白い炎」「スピカ」が聞けた。「スピカ」はやっぱりCDの方が良い。というより、CDが良すぎるんだと思う。あの音源には何かしらのマジックがかかっている気がする。とか言ってみるが実際はサビの重ね具合が気持ちいいのではないか、という結論に。対照的にライブ栄えするのは「夜を駆ける」。ライティングもバッチリで凄く気持ちが良かった。
「けもの道」のイントロ、田村のベースが不穏な音を出しまくり。照明も怪しくてとても良い。しかし曲に入った瞬間、全体にボリュームが下がり何だかガックリ。そこはもっとラウドで行ってほしい。ガツンと。
「A・G・E、A・G・E。アゲアゲで!」というMCには笑った。何だそれ。しかしアゲアゲっつってから「ナンプラー日和」は良かったけど、その後「正夢」は無い(笑)。落ち着かせてどうする。「正夢」でシンセ(ストリングの音)が全然聞こえなかったんだけど、あんなアレンジだったっけ?県民の時はちゃんとストリングスが聞こえたような…
メモカスで思う存分踊りまくる。こういう時にスタンディングはいいなあと思う。しかし後方はスカスカだったなー。あんなにスペースがあるなら当日券出せばいいのに。ダフ屋対策には当日券ですよ。ミッシェルのZeppは後ろまでギュウギュウだったなあ…とか思い出して、ちょっとおセンチな気分になる。
「俺のすべて」、田村の暴れっぷりが何だか物足りなかった。ドラムのシンバルを素手で叩くのも、ベースの交換も無し。何かあったのかと心配になってしまった(笑)。
セットリスト的にはテイタムが聞けて(出来はさておき)嬉しかったのですが、もうちょっとスタンディング向きの曲を増やしてもいいんじゃないかね、なんて思ったり。バニーガールとかグラスホッパーとか。「男が多くて嬉しいぜ!」とか言うくらいだし。
以下MC。今日はMCがとても面白かった。
- 時間が経つのは早いという話。「隼」のジャケに写っている少年が前日見に来たのだが、身長を追い抜かれそうになったとか(笑)。 テツヤ「俺たちもう成長しないんだからいいじゃん」 マサムネ「10年経っても宇宙の風に乗るぜ!」(→ロビンソンへ)
- マサムネ「去年は“残念!”が流行って、今年はHG?(客、フォー!と叫ぶ)…そういうノリがありますが、来年はみんな“武勇伝、武勇伝”って言ってるんだよ」 そんなノリ、嫌です。
- カントリーマアムの秘密を喋るコーナー(?) マサムネ「カントリーマアムが柔らかいのは、アンコが入ってるからなんだぜ!」 その後も色々な(主に台所周りの)雑学を披露。 テツヤ「カリスマ主婦みたいだね」
- アンコールにて。田村「Zepp TokyoはSONYとavexが出資してるけど、名前はツェッペリン*2から来ている」 田村も豆知識を披露したかったらしい。「いつかスピッツの名前が入ったライブハウスを…」 それを聞いたマサムネ「SPITZ TOKYO?Love You Tokyoみたいだね」
- 更にクジさん「スピッツのライブハウスだったら“犬小屋”じゃない?」*3 ?(誰だっけ)「ワンワンハウス?」(笑) 「ポメラニアンズとか、そういうバンドだけが出られるライブハウス」 それを聞いたマサムネ「ハウンドドッグとか?」「ワンワンロックフェスティバル!」 見てぇー!(笑)<ワンロック あと赤犬とDOBERMANを呼べば完璧。
- 今日も「60、70になってもタンバリンを振り続けるぜ!」宣言。嬉しいと言えば嬉しいのだが、同時に切なくもなってしまった。今日のライブを見て思ったのは、マサムネの喉が疲れ気味なのは、もういつものことなのだろうということ。ボーカリストの喉は消耗品だ。永遠にあってほしいけれど、やっぱり現実的には無理。でもマサムネ本人もそれがわかっているからこそ、今回「ずっと続けます」という宣言をしているのではないだろうか。自分を奮い立たせる為、自分に言い聞かせるように。そう思ったら何だか切なくて切なくて仕方ない。だからこっちとしても「60、70までやってくれ!」と言うしか無いのである。50、60になっても見に行くよ。チケットが取れたらね。(最後に弱気)
【セットリスト】