明日はデートコース。

一応リキッドとどっちに行くか悩んだりしたんですけど、デートコースに行きます。smorgasから河辺真脱退、というのも結構大きなニュースではあるんですけど。というか、実質俺の中ではもう解散と言っても差し支えが無い。というか、こんな状態になっても「解散」という選択肢を取らないのが未だに理解できない。アイニのコメントを読んでも「前向きだから大丈夫だろう」とは、とても思えないんだよなあ。1500の時も思ったけれど、アイニのコメントが半分投げやりに見える。いや、決して投げやりではないんだろうけど。もうちょっと読む側の気持ちもこう…なあ。

ライブに行かない理由としては、前回のエントリ参照で。1500の居ないスモーガスを最後のスモーガスとするよりは、せめて6/5に見たライブを最後の記憶として残しておきたい。まあ、6/5の時点で「真さん辞めるんだろうな」とか思いながら見てたしな(笑)。真さんに関しては、あれで見納めくらいの気持ちでいたんですよ。そしたらメガネの方が先に抜けるという予想外の事態(笑)。それから僅か半年だもんなあ。ちょっとタイミング悪すぎる。

しかし、本当にこれからもsmorgasは続いていくんだろうか?全くイメージが沸かない。河辺さんがベースを弾いていないsmorgasも、1500がギターを弾いてないsmorgasも。


世の多くのミクスチャーバンドが体育会系のノリだとしたら、スモーガスは言わば文化系ノリだった。喧嘩が弱そうなイメージ。メンバー全員が画一的なコスチュームに身を包んだりはせず(「惑星探索団」のPVでは思いっきりコスプレしてましたけど:笑)、バラバラな個性を持っていた。それまでこういったいわゆるミクスチャー的なバンドには一切興味を持たなかったのに、スモーガスだけはたまたま見た1回のライブでハマってしまった。何か他のバンドとは違う、気になって仕方がない「気持ちのいい違和感」があったんだと思う。

当時のメンバーは、それぞれ任務を遂行するために集められた、まるで外人部隊のような雰囲気を漂わせていた。もっとも象徴的だったのが前任ドラマーのあらきゆうこであろう。コーネリアス・杏子などのサポート活動で名を馳せつつも、あらきさん自身はあくまで「ホーム」はsmorgasという意識があったはず。でもsmorgasはいつしかその活動ペースに合わせることが出来なくなり、あらきさんと袂を分かつことを決めた。その後「ロックバンド」としての一体感は上がったけれど、僕がsmorgasに対して抱いていた良い意味での「違和感」は少しずつ薄れていった気がする。

認めたくはなかったけれど、やっぱりあらきさんを含めたあの5人が「smorgas」だった。あらきさんが抜けてから、緩やかに、でも確実にバンドの持つ意味が変わってきてたんだろうなあ…思えば遠くに来たもんだ。ワイバーンのイントロは今聞くと切ないね。「fat bass MK」も「fifteen double-O EG」も「YA the beat」も、もう居ない。それどころかあの音を鳴らしているメンバーは、もう独りも居なくなってしまうということか。うわあ。こうやって書くと結構キツいわ、これ。

特にいいオチも、明日に繋がることも書けないんですが。自分の中で、一時期とはいえ「一番好きなバンド」に座したことがあるバンドが無くなっていく瞬間というのは、やっぱり切ない。いや、実際はまだ無くなってはいないんだけど。まだ続くらしいんですけど。でも、こんなグダグダ言っている俺をバーカ!と笑い飛ばしてくれるような、新生スモーガスが見れたらいいなあ、とほんの少しだけ思っている。本当にほんの少しですけど。期待はしない。