90年代邦楽ベストディスク50

id:ALL5さんのところより。「ああ、これ面白いなあ」なんて思ってたら「もしよかったらご回答ください!」と有り難い言葉を頂いたので、やってみます。選考基準などはid:sgfk:20060824#p1を参照。

ちなみに僕は76年生まれです。もうすぐ30。

Q1:「ベストディスク50」で聴いたものに○、聴いてないものに×をつけてください。

× 仲井戸麗市「絵」(90・2・21)
フリッパーズ・ギター「カメラ・トーク」(90・6・6)
× エレファントカシマシ「生活」(90・9・1)
× 尾崎豊「誕生」(90・11・15)
岡村靖幸「家庭教師」(90・11・16)
× 真島昌利「HAPPY SONGS」(91・4・10)
ユニコーンヒゲとボイン」(91・9・30)
麗蘭麗蘭」(91・10・30)
ニューエスト・モデル「ユニバーサル・インベーダー」(92・2・21)
× 矢野顕子「SUPER FOLK SONG」(92・6・1)
佐野元春「Sweet 16」(92・7・22)
○ ザ・ブルーハーツ「STICK OUT」(93・2・10)
BLANKEY JET CITY「C.B.Jim」(93・2・24)
The ピーズ「とどめをハデにくれ」(93・5・21)
THE GROOVERS「Top Of The Parade」(93・7・24)
小沢健二犬は吠えるがキャラバンは進む」(93・9・29)
カーネーション「EDO RIVER」(94・8・21)
Mr. Children「Atomic Heart」(94・9・1)
桑田佳祐孤独の太陽」(94.9.23)
× 忌野清志郎仲井戸麗市「GLAD ALL OVER」(94・12・7)
スチャダラパー「5th WHEEL 2 the COACH」(95・4・26)
真心ブラザーズ「KING OF ROCK」(95・5・1)
BUCK-TICK「Six/Nine」(95・5・15)
スピッツ「ハチミツ」(95・9・20)
Hi-STANDARD「Growing UP」(95・11・1)
フィッシュマンズ「空中キャンプ」(96.2.1)
サニーデイ・サービス「東京」(96・2・21)
○ hide「PSYENCE」(96・9・2)
ホフディラン多摩川レコード」(96・12・16)
the pillows「Please Mr. Lostman」(97・1・22)
○ ザ・イエローモンキー「SICKS」(97・1・22)
× eastern youth「孤立無援の花」(97・2・25)
中村一義「金字塔」(97.6.18)
コーネリアスFANTASMA」(97・9・3)
CHARA「Junior Sweet」(97・9・21)
堂島孝平「すてきな世界」(97・11・21)
× Buffalo Daughter「NEW ROCK」(98・1・28)
奥田民生「股旅」(98・3・18)
× ボアダムス「SUPER are」(98・5・25)
CASCADE「80*60=98」(98・6・17)
JUDY AND MARY「POP LIFE」(98・6・24)
× ゆず「ゆず一家」(98・7・23)
× ズボンズ「LET IT BOMB」(98・9・19)
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT「ギヤ・ブルーズ」(98・11・25)
× ギターウルフ「ジェットジェネレーション」(99・1・22)
椎名林檎無罪モラトリアム」(99・2・24)
BUMP OF CHICKENFLAME VEIN」(99・3・18)
宇多田ヒカル「First Love」(99・4・28)
× ザ・ハイロウズ「バームクーヘン」(99・6・9)
THE MAD CAPSULE MARKETS「OSC-DIS」(99・8・25)

37/50。結構多い?でも麗蘭佐野元春は図書館で借りた覚えがあるんだけど、内容は覚えていない。ニューエストは兄弟が持っていたので聞いた気がするんだけど、これも同じく。なので実質34かも。

sgfkさんも書いてますが、○よりも×を見た方が嗜好性がわかりますね(笑)。

Q2:「ベストディスク50」にこれを入れろ!これと入れ替えろ!というアルバムがあれば挙げてください。

GREAT3「METAL LUNCHBOX」(1996/6/19)
pre-school「peace pact」(1998/1/21)
CONFUSION「DIFFUSION」(1995/7/21)
すかんちOPERA」(1993/2/1)
高橋徹也夜に生きるもの」(1998/5/2)

単純に「俺の好きなあのバンドが入ってない!えーっと、あのバンドで一枚選ぶとすれば…」というノリで書いているように見えるなあ(苦笑)。そうでもないんですけど… 一応真剣に考えた。で、GREAT3のこれは絶対に譲れない。初期GREAT3の最高傑作。「Romance」は剥き身すぎて辛い、というかこれ位カラフルに色づけされている方が逆に残酷に響いてくるなあと思う。人生の10枚に確実に入る。

pre-schoolは第一回のRISING SUN ROCK FESTIVALでミッシェルとブランキーに挟まれるというとんでもないポジションで素晴らしいライブを見せたということを我々はきちんと語り継がなければならない。と、さっき思った。

CONFUSIONは未だに定期的に聞きたくなる。CMJKの泣きメロ・ボーカル・歌詞、全てにおいてピークを迎えた1枚。

すかんちのこれはミュージック・マガジンの年間ベストか何かに入ってて「へー、MMはすかんちアリなんだ」と思った覚えがある。いや、それが理由ではないけど。

高橋。やっぱり挙げたい。これ何気に合評だったんですよね、ジャパンのレビューで。まあ合評だからっつって何だっつう話だけど。合評だったけどしょうもないアルバムとか一杯あったし(笑)。でも高橋ワンマンで山崎洋一郎に「これ記事にしますよね?しますよね?」って詰め寄ったのは、今となってはいい思い出です(笑)。若気の至り。

あと当時リアルタイムで聞いていたものだとL⇔RSPIRAL LIFE、これは1枚が選べない。でもスパイラルはフローリッシュかなあ。

“入れ替えろ!”は小沢健二「LIFE」、ハイスタ「MAKING THE ROAD」。ミッシェルは「High Time」の方が思い入れが強いけど、こういう時にギヤが選ばれるのには全く異論は無い。

Q3:90年代邦楽で、あなたの心に最も残るアルバムはなんですか?

ミッシェル・ガン・エレファント「High Time」

後述しますけど、僕にとっての90年代はミッシェルとの出会いであって、その中で一番好きなアルバムはこれ。出会いの曲は「世界の終わり」でしたが。

Q4:90年代邦楽で、あなたの心に最も突き刺さったフレーズ(歌詞)はなんですか?

これ実は全然思いつかなくて。俺、意外に歌詞ちゃんと聞いてないよなあ…とちょっと反省した。それでも一つ挙げるとすれば

きっと死ぬまでギリギリなんだ
(GREAT3「STAR TOURS」)

ロックファンってみんなそうなんじゃないかと思う。

あとはCutemen〜CONFUSIONでのCMJKの歌詞・全般。

Q5:ロックファンとしてのあなたにとって、90年代最も大きかった出来事

自分が意識的に音楽を聞き始めたのが15歳の時で(ちょっと遅いよね)、初めてライブに行ったのが93年5月の筋肉少女帯。で、その間なんやかんやとありましてー、色々なライブに行ったりもしましたが、96年の夏にthee michelle gun elephantのライブを見たのが、今の人生の元凶(苦笑)という気がします。

下北のライブハウスに初めて行ったのもミッシェルだったし、ミッシェルのライブを体験しなければこんなにアホみたいに年間100も200もライブに行くような人生は送らなかったことでしょう。という訳で90年代(というよりも、これまでのロックファンとしての人生の中で)最も大きかった出来事は「ミッシェルガンエレファントとの出会い」。でもなんかそれは個人的な感じがするので、無理矢理言い換えると「ミッシェルガンエレファントの登場」ということで。

もうちょっと書こう。ミッシェルの何がそんなに凄かったかって、やっぱり圧倒的にスタイリッシュだったんですよね。ロックっていわゆる「負けの美学」というか、カッコ悪さ自慢みたいなところがあるじゃないですか。「かっこ悪いことはなんてかっこいいんだろう」という。そう思ってたところに「え、真っ当にかっこよくて何が悪いの?」とばかりに出てきたのがミッシェルだった。細身のスーツに身を包んだ四人組。衝撃だった。トリコになりました。もちろんミッシェルもかっこ悪いところは沢山あったんだけど(チバのいじけた歌詞とか)、最終的なアウトプットは「真っ当にカッコ良い」だったんですよね。具体的な時期で言うと、ギヤ・ブルーズまでの話です。


以上。しかしこれ考えたり書いたりしてたら、ただでさえ90年代ノットデッド派な頭が、より一層染まっております(苦笑)。そんな訳で明日のDJは90年代祭りになりそうだよ。CONFUSION延々かけてたらごめん。先に謝っておこう(笑)。