気楽にやろうぜ@高田馬場 PHASE

SMAオフィシャルの予告通り、初っ端からカーネーション登場。と言っても15分押しでしたが…やっぱり平日の19時はカネファンにはきついと思われる。あ、いきなり5人編成。やや意外。

カーネーション(1st set)

イベントのテーマソング?「気楽にやろうぜ」からスタート。ちょっと演奏が上ずった感じだけど、続く「十字路」では早くもツアー時を思わせるバンド・グルーヴ。うーん、素晴らしい。この日もイントロでちょっとセッション(と思ったら、これはオリジナルのインスト曲なんだそうだ、詳しくは後のMCで)

MC。

  • 気楽にやろうぜのギターソロで音が出ていなかった(笑)
  • 「でもみんな気付かなかったでしょ?気合で。」

「魚藍坂横断」、リキッドワンマン後半の盛り上がりを思い出す。それにしても優しい歌声。

ここで2人退場、MC。「魚藍坂横断」について。

  • 東京の地名を入れた曲を作りたかったそうだ。RCの「多摩蘭坂」に対抗(?)。既に「Edo River」があるけど、「まだ足りない」とのこと(笑)。
  • 魚藍坂についての説明。品川・高輪あたりなんですってね。行ってみたくなった。
  • ツアーでやっていた2曲のインスト曲はオリジナル。「さっきやったのはマーティン・デニーに捧げた曲」(もう1曲は残念ながら今日はやらず)

「60wは〜」は先日、青山でやったからか。東京60WATTSとの対バンだったんだよね。

ここで一旦カーネーション退場。幕を下ろしてセットチェンジ。…幕に映るのが何とヒックスヴィルのPV!(笑)懐かしいー。「バイバイブルース」でした。中森さんが坊ちゃんみたいでした。若い。真城さんは変わらないなー。年取らないっつーか、昔っからおばちゃんキャラというか

中森泰弘

幕が上がって中森さんソロ・ステージ。…ハタから見て誰もが「大丈夫?」って言いたくなるくらいのテンパりっぷり(笑)。みんなに「兄貴、兄貴」と頼られる中森さんは一体どこに!(笑)「脇、すげえ汗かいてるよー」見せなくていいですから、それは。

一人じゃさすがに厳しいと思ったのか、小暮が助っ人に。でもどっちもぐだぐだだったなあ(笑)。全然歌えてない「60w〜」を披露。ははは。そして「次の曲は失敗できないですよ!」と前フリして「Sweet Baby」。ああー、真城さんがコーラスで参加してたんだよねこの曲。大好きなんだよなあ、これ。でも中森さんやっぱり歌えてないなあ(笑)。…なんて思ってたら2コーラス目から聞き覚えのある声が。歌いながら袖から真城さん登場(笑)。うははは、予想はしてたけど。モノマネ歌合戦の本人登場状態です (笑)。イヤミな位に歌い上げてからMC。「あんたら酷すぎ!」「(客に向かって)どうもすみません」「うちの中森がお世話に…」ああ、もう完全に真城さん保護者みたいなんですけど(笑)。

この日一番笑ったMC→「せっかくカーネーションのステージに立ってるんだから直枝さんと歌いたいのに、何であんたらと…」とても同じバンドのメンバーとは思えない言い草です。

「自分の曲くらいちゃんと出来るでしょ!」と駄目出ししてから「ライダー」。中森さんがいつもの中森さんに戻ってて、おかしかったー。さっきまでの緊張っぷりは一体…

渡辺シュンスケ

直枝さんが出てきて「いやあ、良かったよ」とMC。今日はホスト役ですねー。そして渡辺シュンスケのソロステージ。1曲目は直枝さんVoで「サンセット・サンセット」。先日のバンドバージョンとは全然違う、ストリングスのフレーズを強調したうっとりさせる仕上がり。こういう感じなら直枝さんのスタンドマイクもハマるなあ。

この後はcafelonの持ち歌?「コーヒー」「チャーリー」、そしてカーネーションの「あの日どこかで」をショートバージョンでカバー。これまた中森さん同様、終始緊張していた模様。「気楽にやらなきゃ、気楽に!」と連呼してたけど、全然気楽じゃない(笑)。

カーネーション(2nd set)

今度はカーネーション3人登場、会場限定シングルの話を。amazonでも買えるようになるらしい。カーネーションのオフィシャル経由で購入するとお金がちょっと入る…とか言ってた気がするんだけど、まさか自分でアフィリエイト稼ぐ気なんだろうか(笑)。ちょっと笑った。

で、「獣たち」「ルネッサンス」。もうこの2曲は今まで何度も語り倒してるので、言うことは無いんですが(笑)3ピース・カーネーションらしさが十二分に楽しめる曲たち。

鈴木祥子

この辺で21時くらいになってたと思うんだけど、まだまだ終わりません。ここで鈴木祥子登場。直枝さんと2人で「Devoted to you」のカバー、矢部さん(スティール・ギター)と2人で「スワロー」。そしてカネ3人揃い踏みで、ガツンと魅せるロックバンド編成。パティスミス・グループのカバー「フレデリック」がカッコ良かったなあ。こういうハードな曲から甘ったるいスウィートなポップスまで幅広く歌いこなせるところが鈴木祥子の凄いところか。カネの3人と共にレコーディングする予定の新曲「忘却」、これは物凄く暗い曲。ホントに色んなタイプの曲があるなあ。そしてカネの「MISS CRADLE」ではドラムを担当。

それにしても直枝さんはいつになっても「鈴木祥子の1ファン」だよねえ(笑)。ステージ上でどことなく挙動不審なところがおかしい(笑)。相変わらずの誉めあいMCも健在。

最後は3人カネに戻って「RUNNIN' WILD」。1曲で終わりはちょっと意外だったけど、もうお腹いっぱいっちゃーお腹いっぱいでしたね。満腹。

ENCORE

アンコールは3人でレディレモネード、そして5人カネ+鈴木祥子の「6人組」(というバンドらしい:笑)でたっぷりと。the beatiful southのカバー、そして「SUPER ZOO!」。このスパズーはカッコ良かったですねえ。真ん中でギター弾きまくる鈴木祥子がハマってた。しかしエキサイトしすぎたのか、キャミソール?の肩紐がどんどん落ちてきて、ちょっと偉いことに。祥子ヲタはたぶんハラハラしてたんじゃないかと。でも紐が落ちてきても、演奏は決して止めずに弾きまくってたところがまたカッコ良かったなー。

さすがに「SUPER ZOO!」終わったところで、ちょっと止める。そのまま次へ行く予定だったのか、謝りまくり。「やだもー!ごめんなさい!」大丈夫、たぶん直枝さんは喜んでた。(おい)

そして「最後にこの曲を!」と言ってから、この編成で「PARADISE EXPRESS」。メンバーもこの曲に対して物凄く気合が入っているのがよくわかる。やっぱりこの曲はカーネーションの次章を切り拓く1曲だ、間違い無い。早くこの曲をみんなに聞いて欲しいと思う。

リキッドのライブレポに書かなかったポイント:Cメロがちょっと徳間時代を思わせる雰囲気。サビまでの展開は凄くメロウなんだけど、そこでちょっとストレンジな感じになるのがまた素敵。

「煙突無しかあ、パラエク(もう勝手に略してるのかよ)への気合の入りっぷりがわかるなあ」なんて思ってたんだけど、袖に真城さんが控えてたからか、やっぱりやりたくなってしまったのか(笑)結局「夜の煙突」を。(大田さんベース下ろしかけてたからやっぱり予定外だったんだろうな、あれは)

結局終わったのは22:30近く。近くにいた人が「九段より長かったね」と呟いていたのが印象的です(笑)。予想外のボリューム、ちょっとしたカーネーションフェスって感じでした。ああ、楽しかった。これで5人編成はしばらく打ち止めかな?

パラエクは3人でどういうアレンジでやるんだろう。そこだけちょっと気になるけど、まあ不安は無いです。今のカーネーションなら。


【setlist】

  1. 気楽にやろうぜ
  2. さよならマーティン・デニー(inst)
  3. 十字路
    -MC-
  4. 魚藍坂横断 [5人カネ]
    -MC-
  5. 60wは僕の頭の上で光ってる [3人カネ]
  6. 60wは僕の頭の上で光ってる [中森・小暮]
  7. Sweet Baby [中森・小暮+真城]
  8. ライダー [HICKSVILLE]
  9. サンセット・サンセット [シュンスケ・直枝]
  10. コーヒー
  11. チャーリー
  12. あの日どこかで short version [渡辺シュンスケ]
  13. 獣たち
  14. ルネッサンス [3人カネ]
  15. Devoted To You [鈴木祥子・直枝]
  16. スワロー [鈴木祥子・矢部]
  17. フレデリック
  18. 忘却
  19. MISS CRADLE
  20. ラジオのように
  21. ? [3人カネ+鈴木祥子]
  22. RUNNIN' WILD [3人カネ]
    〜Encore
  23. LADY LEMONADE
  24. perfect 10(the beautiful southのカバー)
  25. SUPER ZOO!
  26. PARADISE EXPRESS
  27. 夜の煙突