「筋肉少女帯自伝」を読んだ

昨日のライブ前には「別に今日買わなくてもいいよね、TSUTAYAで買えばポイントもたまるし」とか言ってたのに、ライブが終わる時にはそんなことすっかり忘れて即行で買ってしまった(笑)。で、3連休の最終日に筋少をBGMに一気に読了。うむ、有意義な休日…か?

メンバー4人がそれぞれ時系列で生誕〜現在までを振り返る。ロッキンオンの2万字インタビューのようだけど、インタビュー形式ではなく自分語りのような形。それぞれの語り口にもやっぱり個性が出ている。橘高は所々にドラマチックなシーンが目に浮かぶような表現で、内田は飄々と照れ隠しも交えつつ。

個人的には本城ファンでありながら、本城メインの記事は殆ど読んだことが無かったので面白かったなあ。THE GROOVERSのボブとバンドを組んでいたなんて知らなかったよ!グルーヴァーズ筋少で対バンしてほしいね(笑)。あとはライブに対してのスタンスとか、そういうのを知ることが出来たのは良かったな。自分が本城ファンになったことが腑に落ちたというか。「ライブはお客さんとのキャッチボール」という、まあ有りがちといえば有りがちなフレーズですが。筋少のライブを初めて見たとき(それ即ち初めてライブハウスでライブを見たときなんですが)、一番楽しそうに演奏していたのがおいちゃんで、それでファンになったんじゃないかな?と。や、今初めて理由をつけているような気もしてるけど(笑)。「俺、何で本城ファンなんだっけなあ?」って思ってたし。ははは。

俺は「今みたいな生活を歩んでいるのはミッシェルが元凶だ」とずーっと思っていたんだけど、そもそも筋少を初めて見た時点で、それは始まっていたのかもしれない。そうか、本当の元凶はおいちゃんか!(笑)

話が逸れた。一番読み応えがあったのは橘高の章。やっぱり4人の中では一番熱い人で、筋少再結成も橘高が動かなかったら有り得なかったんだなあと思った。それと、太田明についての記述も多くて「仲良かったんだなあ」と実感した。再結成を呼び掛けて、最初のセッションには太田も居たとのこと。この辺りの記述は是非読んで欲しい。正直ちょっと涙出た。

大槻の章・橘高の章・本城の章・内田の章という構成になっているんだけど、個人的なお勧めとしては頭から順に読んでいくんじゃなくて、時系列で読んでいくと面白い。大槻・内田のメジャーデビューまで行ったら橘高・本城の筋少加入前までを読む。そしてそれぞれの90年代前期を読んで、90年代後期へ。BGMは勿論その時代に合わせたものを流しましょう(笑)。お陰でmixiミュージックのプレイリストが偉いことになった。ははは。